農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「涙が出ないたまねぎ:スマイルボール」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.326

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
みなさんは、たまねぎのみじん切りをする時に目が痛くなって嫌になったことはありませんか?私はその刺激に弱いのか、毎回大泣きしながらたまねぎを刻むことになり困っています。そんな方々(私)にぴったりの新品種が「スマイルボール」です。
このスマイルボールはハウス食品が長い年月をかけて開発に成功した催涙成分ができないたまねぎで、辛みがないので水さらし無しでも生で美味しく食べられます。先日お会いした開発ご担当者の方は、なんと茶色い外皮を剥いて丸かじりしてくださいました。私も丸かじりとまではいかないものの大きくくし形に切った生のスマイルボールをがぶりと食べたのですが、シャキシャキ感はそのままで、甘さにびっくり。全く辛みはありませんでした。ネギ特有の口の中に残る感じも無く、すっきりと食べられる不思議なたまねぎ。出回り期がちょうど終盤ということですが、気になる方はぜひ来秋お試し下さい。

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野菜がもっと好きになる 「豊洲マルシェでうける野菜とは?」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.325

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先月から今月にかけて、「豊洲市場土曜おいしいマルシェ」で野菜の販売に携らせてもらいました。場所は千客万来施設が建設予定となっている空き地で、曇りがちなお天気の日でも1000人以上の来場者で賑わいました。「お客様が豊洲に求める野菜は何なのか?」始めは手さぐり状態で、仲卸社長と相談しつつ販売して来ました。そんな中で一番人気があったのは何だったと思いますか?それは…大株の舞茸です。次に売れたのが紅芯大根。その名の通り外は薄緑で中が赤くて丸い大根です。あとは静岡のワサビ。白や紫などカラフルな人参の3本セットも売れました。はやり、普段スーパーで見かけないものに人気が集中しました。マルシェは18日で一旦終了しましたが、24日からすぐ近くの5街区に三井不動産が手がける「江戸前城下町」がオープンしました。こちらで買い物や飲食が楽しめますので、ぜひ遊びに来てくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「小正月には小豆粥」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.324

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

1月1日の元旦を「大正月」と呼ぶこと対して、1月15日を「小正月」と呼びます。これは旧暦の1月15日が立春後の満月にあたり、昔はこの日を正月としていたことに由来するそうです。そしてこの小正月は、農作祈願などの農業に関する行事が多く、豊作を願う餅花を飾るのも特徴です。餅花とは紅白の餅で、これを丸めて柳などの木に飾り付け、縁起の良い象徴とされる桜の花や実った稲穂に見立てます。

また、小正月には小豆粥を食べ、無病息災を祈ります。小豆のように赤い色の食べ物は古くから邪気を払うと言われています。お祝いの席に小豆を使った赤飯などはつきものですよね。

定番とは異なりますが、今年は少し変わった小豆粥を作ってみてはいかがでしょうか?野菜ソムリエのおすすめはごぼうやにんじんなど、赤色(っぽく見える)野菜を使うこと。邪気を払うとともに、味により深みが出ますので、よければ試してみてください。

 

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野菜がもっと好きになる 「初市の宝船」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.323

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先週の話になりますが、打合せを兼ねて令和初となる豊洲市場の初市に行って来ました。マグロの初セリは、毎年テレビのニュースで取り上げられるので有名ですが、実は青果部門にも初市の恒例としてセリ落とされるものがある事をご存じでしょうか?それが何かというと「宝船」です。初市には、カラフルな野菜や果物が一緒に舟形の器に賑やかに盛り込まれた「宝船」が並びます。今年は昨年より一隻多い25隻が並び、特大サイズは50万円の最高値がつき、初市を盛り上げていました。これらの宝船は五穀豊穣の願いを込めて、料理屋が購入する他、仲卸からお得意様への年始の挨拶として贈られるそうです。私が打合せにお邪魔した仲卸の軒先にも、初セリで競り落とした宝船が誇らしげに飾られていました。場所が築地から豊洲に変わっても、五穀豊穣を願う日本らしい伝統が受け継がれていく様を拝見出来て嬉しかったです。

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みかんでもっと笑顔になる 「2020年も見通し良く」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.323

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
お正月料理によく使われる野菜の一つに蓮根があります。「見通しが良い」「穢れがない」「多産」という意味が込められ、大変縁起の良い野菜と昔から重宝されています。そんな蓮根の中でも新潟県の「大口れんこん」の先端部分、やわらかい新芽の「芽れんこん」をご存知ですか?「これを食べると他の蓮根は食べられなくなる。」というほどの代物。私も先日初めて手に入れたので、早速塩きんぴらにしてみました。火が通りやすいのでオリーブオイルでサッと炒めて塩だけで味付け。シンプルなのにとんでもなく美味しかったです。何といっても食感が良く、サクサクなのにホックリ。あっという間に食べきってしまいました。縦・横どちらの切り方も試してみましたが、それぞれに良さがあり、あえて選ぶとすれば繊維を活かした縦切りが、より食感を楽しめるのではないかと思います。
「芽れんこん」をもし見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「お雑煮いろいろ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.322

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あけましておめでとうございます。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
2020年オリンピックイヤー、記念すべき年の幕開けですね。
さて、一年の無事を祈りお正月に食べるものの一つとしてお雑煮がありますが、みなさんのお宅のお雑煮はどんな出汁でどんな具材ですか?私は長崎県の出身なのですが、すまし汁に丸餅、鶏肉、椎茸、かまぼこ、白菜、人参がたっぷり入った具沢山のお雑煮でした。地方やご家庭によって千差万別のお雑煮。いろんな方にどんなお雑煮を食べていたか聞くのはお正月の楽しみの一つです。基本的に関西地方は白味噌仕立てで、東日本と近畿を除く西日本地方はすまし汁仕立てが多いようです。餅の形は東日本が角餅、西日本は丸餅。具材についてはその土地の名産が入ることが多く、新潟では鮭やイクラ、島根は蛤、広島は牡蠣が入るご家庭も。豪華ですね!どんな味になるのか興味津々です。
私も今年はいつもと違う未体験のお雑煮にチャレンジしてみたいです。

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野菜がもっと好きになる 「冬でも食べたいミニトマトのススメ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.320

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、トマトに含まれている「エクレオサイドA」について東海大学永井教授の講演を拝聴してきました。エスクレオサイドAは血管のコレステロールの蓄積を抑え、動脈硬化の予防効果が期待できる新機能性成分で、トマトにしか含まれていないそうです。含有量は大玉トマトよりもミニトマトに多く、たったの1粒で1日に必要とされる量をクリア。ただ、人によって腸で吸収できる量に差があるので、ミニトマトだったら1日に2~3粒食べるのがベストだそうです。トマトの機能性成分として有名なのがリコピンですが、リコピンが脂溶性で熱にも強いのに対して、エスクレオサイドAは水溶性で熱にも弱いという正反対の性質を持っています。両方効果的に摂りたい場合は、オリーブオイルなどの良質な油をかけて生食するのがおススメだとか。彩りと血管の健康を願って、クリスマス料理にもぜひミニトマトをプラスしてください。

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みかんでもっと笑顔になる 「りんご:はるか」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.318

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

今年はりんご運が良いようで、次から次にはじめましての品種にお目にかかります。先日は「はるか」という黄色いりんごをいただきました。「ゴールデンデリシャス」と「スターキングデリシャス」を親に持つ岩手県生まれの品種で、かためで歯ごたえが良く、酸味が少ないので甘みをより強く感じるりんごでした。一つ一つに袋をかける有袋栽培のため手間はかかるそうですが、その分、果皮がとてもきれいに仕上がり贈り物などにはぴったり。

面白いのは品種内で格付けがあるところです。JA全農いわてでは、糖度16.0度以上・蜜入り指数3.0以上のはるかを「プレミアム冬恋」、糖度15.0度以上・蜜入り指数2.5以上を「冬恋」、これらの規格に満たないものは「純情はるか」として出荷しています。最上位のプレミアム冬恋は専用の化粧箱もあり、お歳暮需要も高いでしょう。出回り期は11月~12月。見かけたら、よければ試してみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「あやめ雪」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.317

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
みなさん、「あやめ雪」というかぶはご存知ですか?実の上部と茎の根本が紫色の美しいかぶで、とてもやわらかく甘みのある食味の良い品種です。今日はこのあやめ雪の特徴を最大限に活かした食べ方をご紹介したいと思います。
あやめ雪の紫はポリフェノールの一種でアントシアニンという色素です。このアントシアニンはアルカリ性では青色を、酸性では赤を示します。この特性を使うと、アルカリ性である重曹水につけると青っぽくなり、酸性であるお酢につけると赤紫~ピンクに発色するのです。甘くやわらかいあやめ雪は、生で食べるのにとても向いているので、ぜひ皮ごと薄切りにして、甘酢につけてみてください。淡い紫色だった部分が鮮やかなピンク色になり、見た目も華やか。クリスマスやお正月などこれからの季節に大活躍する一品になります。お子様と一緒に実験のようにやってみても楽しめるのではないでしょうか?

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野菜がもっと好きになる 「機能性表示食品としてのえのきたけ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.316

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

寒さが増してくると食べたくなる鍋料理。そこに欠かせない食材が「えのきたけ」ではないでしょうか?えのきたけの生産量1位を誇る長野県のJA全農長野では、「長野県JA産えのきたけ」を機能性表示食品として消費者庁に届出し、令和元年10月18日に受理されたそうです。先日、えのきたけのレシピ開発でお世話になった担当者から喜びの報告が届きました。 平成29年11月から信州大学・長野県との共同研究を重ねてきたそうで、えのきたけの生鮮食品としての機能性表示届出は国内で第一例目だとか。具体的にどんな機能性関与成分が含まれているかというと、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されているGABA。研究によると、一日の摂取目安量は可食部30gで、約1/4袋食べると効果が期待できるそうです。近いうちに専用パッケージが店頭に並ぶと思うので、ぜひチェックしてみてください。

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