「冬野菜:くわい」みかんでもっと笑顔になる 野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.632
2025-12-10 12:00
テーマ : 野菜・果物のお話
こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
日本のお正月には欠かせないおせち料理に使われる野菜として知られる「くわい」。
漢字では「慈姑」と書き、昔から「芽が出る」縁起物として重宝されています。
オモダカ科の水生植物で、ジャガイモと同じく塊茎を食べる野菜です。
泥の中で育つ小ぶりな球形の芋のようなもので、
ホクホクとした食感とほんのりとした苦みが魅力。
だしを良く含むため、おせちでは煮しめとしてよく使われます。
旬は11月下旬から1月ごろ。
国内で流通しているくわいのほとんどは青くわいと呼ばれるもので、
青みがかった美しい皮の色が特徴です。
調理時には芽は落とさずに適当な長さに切りそろえ、
底の部分を切って下から上に皮をむくとむきやすいです。
アクが出るので、皮をむいたら水につけてアク抜きをしましょう。
出汁との相性が抜群なので含め煮にするのが一般的ですが、
意外と素揚げやフライ、クリーム煮などもおすすめです。
ぜひお試しください。



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