農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ブログ内検索

テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「春のカブ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.540

=============================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
3月が旬の食材のひとつにカブがあります。カブは旬が春と秋から冬の2回あり、春のカブはやわらかさが魅力。一方、秋冬のカブは甘さが魅力といえます。これから旬をむかえるやわらかい春のカブは、サラダにしたり、浅漬けにしたりと生で楽しむこともできますし、まるごと煮込んでもすぐに火が入ってとろりとした食感が楽しめます。さらには葉も青々としていてみずみずしく、栄養価も高いので、こちらもすべて食べつくすのがおすすめです。アクが少なく、独特のうま味があって油との相性がいいので、シラスや油揚げなどと一緒にサッと炒めてご飯のお供に。購入する際はぜひ葉付きで新鮮なものを選んでみてくださいね。また、おすすめなのが干しカブです。薄切りにして小一時間干すだけで、うま味や甘みがぎゅっと凝縮。お味噌汁などに入れてもおいしいので、小春日和の日によければ試してみてくださいね。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「春のエンドウ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.538

===============================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
だんだんと春の気配。緑が鮮やかなスナップエンドウやきぬさやを見つけると、ちらし寿司やミモザサラダなど春らしいお料理を作りたくなるのは私だけでしょうか。
さて、エンドウマメが他と違って興味深いのは、スプラウトとして発芽した若芽を食べる豆苗→未熟なサヤを食べるさやえんどう(きぬさや)→その豆を大きくしてサヤごと食べるスナップエンドウ→さらに豆を大きくして豆だけを食べる実エンドウ(グリンピース)と出世魚のように段階があるところ。なかでも人気があるのがサヤも豆も食べられるスナップエンドウです。茹でて食べるのが一般的ですが、野菜ソムリエ的おすすめは「焼きスナップ」。ゴマ油をひいたフライパンで両面を少し焦げ目が付くくらい焼いて、塩を振って出来上がり。焼くことで香ばしさが加わって、甘みが凝縮。とっても簡単で最高のおやつ(おつまみ)になります。よければ試してみてくださいね。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

野菜がもっと好きになる 「岩手の寒じめほうれんそう」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.481

=======================================

こんにちは!野菜ソムリエの知久です。寒さが増してくる季節に旬を迎える、ほうれんそう。今回は、岩手の久慈地方で育てられている「寒じめほうれんそう」についてご紹介します。冬場の関東地方では露路で栽培されるものが多いですが、降雪地帯でもある岩手の寒じめほうれんそうは、ビニールハウスの中で育てられた後、ハウスの入り口を開放して外気を取り込み、 寒さにさらすという栽培方法がとられています。そうすることで葉が縮み、肉厚で濃い緑色になります。変化があるのは外見だけではありません。一般的なほうれんそうと比べてビタミンCや旨味・糖分が多く、さらに嬉しいことにはエグ味の元となるシュウ酸の値が低く、抗酸化作用が期待できるカロテノイドやフラボノイドといった機能成分も多く含まれているそうです。甘くて美味しいだけでなく栄養価も高い、良いことだらけの岩手の寒じめほうれんそう。売り場で見かけたらぜひお試しください。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「大豆の新品種:ふくよかまる」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.536

==========================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は、全国有数の大豆の生産地である福岡県が10年あまりの年月をかけて開発した新品種「ふくよかまる(品種名:ちくしB5号)」をご紹介します。
「畑の肉」とも言われる大豆は、良質なタンパク質や脂質を豊富に含む栄養価の高い食材です。近年では大豆ミートなど肉の代用品としても人気が高いヘルシー食材でもあります。新品種のふくよかまるは従来品種よりも大粒で収量が安定していて、加工適正に優れているのが特徴です。豆腐や豆乳に加工した際に甘みやコクがあり、食味評価が高いことに加えて、“へそ”の部分が黒ではなく、白いので、様々な用途に使いやすいという利点もあります。県内では2022年から本格的な導入が始まり、2025年に従来品種「フクユタカ」からこの「ふくよかまる」への全面転換が完了する予定で、現在は2月3日の「大豆の日」にちなんでふくよかまるのおいしさを堪能できるフェアも行われています。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「福岡県産セロリ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.534

================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
香味野菜としても、生野菜としても優秀で、産地を変えて年中出回るセロリですが、福岡県産のセロリは冬から春にかけて旬をむかえます。この時期、関東をはじめ、全国で見かけることも多いはず。実は福岡県は冬春どりのセロリの生産量全国2位の大産地なのです。セロリは徹底した温度管理・湿度管理が必要な栽培の難しい野菜と言われています。また、高温や直射日光が苦手なため、なんと日の出前の午前3時から収穫を始めるなど様々な工夫によっておいしいセロリが育ちます。福岡県産のセロリはみずみずしく、肉厚で歯ごたえが良いのが特徴です。ぜひ、セロリスティックやサラダ、また厚めに切って炒め物やスープで楽しんでいただければと思います。独特な香りや味が苦手な方は、まずはカレーやスープの隠し味として、またハンバーグやギョウザやシュウマイの肉種の中に入れてみるのがおすすめです。試してみてくださいね。

 

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「防災食としての野菜」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.533

====================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
年始から災害や事故など胸の痛いニュースが飛び交う2024年。被害にあわれた方々にお見舞い申し上げるとともに、1日も早い心の平安が訪れますよう祈っております。そして、全く他人事ではないと痛感しました。非常食の見直しも必要ですね。
災害時や非常時に足りなくなる栄養素といえば、ビタミンやミネラル。野菜や果物に多く含まれる成分です。物流が止まると生鮮食品がまず手に入らなくなるため、不足がおきやすいと言えます。ぜひ備蓄品の中に野菜や果物の缶詰・ジュース、切り干し大根やドライフルーツ、野菜スープなどを入れておきましょう。また、ジャガイモやサツマイモ、ニンジンやタマネギなど比較的日持ちのする野菜は常に買い置きしておくと数日分は安心です。また、冬場は柑橘類もおすすめです。皮の厚いものだと常温でひと月以上日持ちするものもあるので、おいしく食べながら防災も意識できればと思います。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「ダイコンで整える」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.532

==================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
そろそろ年末年始においしいものを食べ過ぎて胃腸がお疲れ気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか?1月7日には七草粥を食べて胃腸を労わったという方もいらっしゃるかもしれません。今回は七草のひとつでもあるダイコン(スズシロ)で身体を整えるご提案です。
ダイコンには複数の消化酵素が含まれていて、中でもジアスターゼは胃腸の働きを活発にし、胃の負担を軽減する働きが期待できます。ただし、熱に弱いため大根おろしやなます、浅漬けなど生で食べることが有効です。また、特におすすめなのは大根おろしで食べること。大根の辛み成分であるイソチオシアネートにも消化を促進する作用、解毒作用があり、この辛み成分は特に大根の下の部分に多く含まれます。おろすことでたくさんの量を摂取できるのでおすすめの食べ方です。ぜひハンバーグや唐揚げ、てんぷらや焼餅などに添えて食べてくださいね。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる「イチゴの旬は?」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.531

================================

あけましておめでとうございます。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
2024年、初めてのコラムは旬の「イチゴ」について。みなさんはもう今シーズンのイチゴを食べましたか?日本ではイチゴのショートケーキがクリスマスケーキとして人気が高いため、イチゴの需要が高まることから12月に出荷できるように生産している農家さんが多いと言われています。しかし、本来のイチゴの旬は4月~5月の春。冬のイチゴはハウスで加温してイチゴに春だと思わせているのです。そのため、12月から5月ごろまで出回りますが、中でもおすすめなのは1月のイチゴ。ハウスで加温されているとはいえ、外気温の低さからゆっくりと成長して収穫までに長い日数がかかります。その間にどんどん甘くおいしいイチゴになるという訳です。2月になると日照時間も減り、それまでの収穫で株そのものが疲れてしまっていることも。ぜひおいしいこの時期にたっぷり堪能してくださいね。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる 「かつお菜」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.529

=============================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
冬場は青菜がおいしいシーズンですが、福岡県民におなじみの青菜といえば「かつお菜」です。高菜の近縁種とされており、肉厚でちぢれた大きな葉はやわらかく旨みたっぷり。アクが少なく辛味もないため食べやすい上に、なんと出汁がいらないほど旨みが出るためその名が付いたとも言われています。漢字では「勝男菜」と書くため、縁起がいいことから博多雑煮には欠かせない定番の具材です。栄養価も高く、βカロテンやビタミンC、ビタミンDやカルシウムなどを豊富に含みます。ぜひ全国区に押し上げたい、雑煮だけではもったいない、魅力的な野菜なのです。おすすめの食べ方は、胡麻和え、お浸し、みそ汁の具、ロールキャベツならぬロールかつお菜やキッシュの具、グラタン、中華風卵炒めなど、和洋中いろんなお料理に使える食材です。出回り期は12月~1月。もし見つけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)

みかんでもっと笑顔になる「冬のホウレンソウ」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.527

==================================

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は冬が旬の緑黄色野菜、ホウレンソウについて。葉物野菜は寒くなると自分自身が凍らないように糖度を上げるので、甘みが強くなる傾向にあります。また、冬場のホウレンソウは夏のものに比べて栄養価が高いという研究結果も出ています。ビタミンCに関しては約3倍!おいしくて栄養価も高いとなれば冬に食べない手はありません。ところでみなさんはホウレンソウの名前の由来をご存じですか?実は漢字では「菠薐草」と書くのですが、この菠薐というのが昔のペルシア(今のイラン)辺りを指すそうです。原産地がその辺りなので、ペルシアから伝わった草ということで、ホウレンソウと名付けられました。中東ではサグカレーやヨーグルトサラダに代表されるようにメジャーな葉物のひとつです。スパイスとの相性もいいので、ぜひいつもの味に変化をつけたいときにクミンやコリアンダーなどを合わせてみてくださいね。

category : 野菜・果物のお話comments : (0)