野菜がもっと好きになる「旬の柑橘食べ比べ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.457
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日、日本野菜ソムリエ協会で、愛媛の希少柑橘「媛小春」についてのレクチャーと、愛媛県産柑橘の食べ比べを行いました。せとか・不知火・甘平・木成り八朔・媛小春の5品種の食べ比べでは、色・香り・酸味・甘味・食感・皮の剥きやすさなどを評価してもらい、一番美味しいと感じた柑橘を選んでもらいました。収穫時期を遅らせて、木に実らせたまま追熟させた「木成り八朔」は、皮も果肉もオレンジがかった色合いになり、味がとても濃く甘さもしっかり感じられるので、「今まで食べた八朔とは別物みたい」と言って1番に選ぶ人がいました。媛小春は、初めて食べる方も多い中、見事1番人気に輝きました!レモン色の見た目に反して甘さが強く、皮が剥きやすい点も高得点につながった理由でした。リピーターも多く今年は早々に完売してしまい、もう注文できませんが、私も来年の収穫を楽しみに待ちたいと思います。
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みかんでもっと笑顔になる 「塩の日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.480
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
1月11日は「塩の日」。1569年、武田信玄が上杉謙信から塩を受け取った日にちなんで制定されました。「敵に塩を送る」という故事の由来でもあります。
近年では摂り過ぎの傾向もあり、減塩が叫ばれていますが、塩は私たちが生きていくうえで欠かせないミネラルです。素材の味を生かすも殺すも塩次第。上手に使っておいしい料理に仕上げたいですよね。最近では燻製塩、わさび塩、ゆず塩といった香りや風味付きの塩もバリエーションが増え、贈り物などにも人気です。ミヤモトオレンジガーデンさんの「塩みかん」もそのひとつ。普通の塩と違って粒状ではなく、みかんを丸ごと使ったペースト状の塩で、風味が強く、他の食材との馴染みがいいのが特徴です。「青みかん」と「完熟みかん」の2種があり、それぞれ風味に違いがあるので使い分けも楽しい万能調味料。まだ使ったことがないという方はぜひ試してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる「今年の早生温州みかん」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.471
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
愛媛みかんの主力である「早生温州みかん」の季節がいよいよやってきます。東京の大田市場では11月7日にJAにしうわの早生温州の初競りが行われる予定ですが、私は一足早くミヤモトオレンジガーデンさんのものを食べさせていただきました。甘み・酸味・香り、どれも素晴らしく、ひと房ひと房にぎゅっと凝縮された味わいはバランスが抜群!今年は7月から9月の高温と少雨で高糖度に仕上がっていて、同じく酸度も高い傾向にあったのですが、10月の降雨でその酸がほどよく抜けて、バランスのとれた味わいになっているそう。という訳で、今年は箱買いしても早々に食べきってしまいそうです。しかも、みかんは持ち歩きにも最適な果物。バックに忍ばせて食後のビタミン補給や小腹がすいた時のおやつとして食べるのにもぴったり。ぜひ旬のめぐみをたっぷり召し上がってくださいね。私も冬の間は毎日みかん生活を目指しています。
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みかんでもっと笑顔になる 「2022年みかんシーズン到来」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.466
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
暦は10月に入り、すっかり秋ですね。早くも2022年のみかんシーズン、幕開けです。早速、我が家にはまだ皮に青みのある極早生温州みかんが届きました。極早生みかんはキリっとした酸味がさわやかなすっきりとした味わい。暑さの残るこの季節にぴったりで、ひとつ、またひとつとつい手が伸びるみかんです。果皮の青みは置いておくとだんだんとオレンジ色に変化していきます。青みが強いときは酸味が強く、オレンジ色に色付いてきたら酸が抜けて、おだやかな酸味に感じる傾向があるので、自分の好みの味はどのくらいかな?と食べ比べながら探ってみるのもおもしろいのではないでしょうか。また、この極早生みかんの中でも小玉サイズのものは、特に味が良く、バランスの取れたものが多いので選ぶときの参考にしてみてくださいね。それでは今年もこれから始まる柑橘シーズンを存分に楽しんでまいりましょう!
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みかんでもっと笑顔になる 「みかんフェアで即売」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.376
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
昨年の年末に東京・大井町にて我らがミヤモトオレンジガーデンのみかんなどを販売するイベントが行われました。このイベントは全国各地の選りすぐりのみかんがずらりと並び、それぞれ試食ができ、しかも気に入ったものをその場で購入できるという、みかん好きにはたまらないイベントでした。来場のお客様も「私はこっちが好き」「あっちは甘みが強いね」「同じみかんでもこんなに味に違いがあるのね!」と口々に感想を述べて、大変楽しんでいるご様子でした。たくさんのお客様がMOGのみかんをおいしい!と言ってくださったのですが、中でも私が一番印象に残っているのは、中学生くらいの女の子がすべてのみかんを試食して、最後にボソッと(一緒にいたお母さんだけに聞こえるくらいの声量で)「私はこれが一番好みかも…」と言ってくれたことです。本音が伝わってきて嬉しかったです。今年もたくさんの方においしさを届けたいと思います。
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みかんでもっと笑顔になる 「みかんではじめる2021年」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.375
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あけましておめでとうございます。野菜ソムリエの玉之内祐子です。本年も何卒よろしくお願いいたします。
今年は例年になく、静かにお正月を迎えられた方も多いのではないでしょうか。おうちでのんびり過ごすときの私のお供はもちろんみかんです。というのも、年末年始はおいしいものの誘惑がたくさんあり、暴飲暴食しがちで、野菜や果物がいつもより少なめになってしまうことも。そんなときに手軽にむいていつでも食べられるみかんは最高のビタミンC補給源です。摂り貯めができない水溶性ビタミンであるビタミンCは、「一度にたくさん」ではなく、「こまめ」に摂るのがおすすめ。みかんを朝昼晩とこまめに食べることは理想のビタミンC摂取方法の一つと言えます。ビタミンCは私たちの身体に必要不可欠な大事な栄養素。丈夫な体をつくるために、ストレスと戦うために、きれいな肌になるためにも欠かすことはできません。ぜひみかんを片手に厳しい冬を乗り切っていきましょう!
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果物がもっと好きになる 「河内晩柑でフルーツティー」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.354
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。夏場に食べられる貴重な柑橘・河内晩柑。そのまま食べても勿論美味しいのですが、真夏日が続くこの時期に、ぜひ試していただきたいアレンジが、河内晩柑果汁とアイスティーを合わせたセパレートティーです。作り方は至って簡単。まずは河内晩柑の果汁を搾ります。外皮をむいて薄皮ごとミキサーにかけてもOKです。次に紅茶を濃い目にいれて、氷を加えて好みの濃度まで薄めます。大きめのグラスに氷を縁一杯にいれて、河内晩柑の果汁をグラスの半分くらいまで注ぎます。この後紅茶を注ぐのですが、ここが最大のポイント。一番上にある氷の表面に当てながら静かに注いでください。すると果汁と紅茶が混ざらずに上下2層に分かれます。見た目にも涼しげなセパレートティーの完成です!召し上がるときは、ストローで混ぜてもいいですし、氷が溶けて少しずつ味が変化するのを味わうのも楽しいですよ。ぜひお試しくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる 「6月に食べるデコポン」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.346
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
梅雨のじめっとした湿気に加えて、今年は早くも夏のような暑さですね。こんな時にはさわやかな柑橘を食べてリフレッシュしたいところですが、主に冬が旬の柑橘類。6月に出回る柑橘はぐっと減ってしまいます。しかし、近年様々な技術の向上により2月~3月に最旬をむかえるデコポンが6月まで楽しめるようになっています。一役買っているのが特殊な鮮度保持袋。フィルムにミクロ穴加工などを施すことによって、酸素の透過量の調整を行い、デコポンを保存するのに最適な状態を保ってくれます。袋さえ開けずに低温で置いておけば、おいしい状態で長期間保存可能。私もつい先日、この鮮度保持袋に入ったデコポンを食べましたが、ジューシーさは全く引けを取らず、素晴らしい技術だなと感動しました。他にも枝豆など様々な青果物で利用されている特殊な鮮度保持袋。パッケージに記載がありますので、探して体感してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔に 「晩柑でリフレッシュ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.332
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
在宅ワークや休校、自粛ムードも相まって自宅で過ごす時間が長くなった方も多いのではないでしょうか?フリーランスの私も3月は軒並み仕事やイベントがキャンセルとなり、ぽっかりと時間が出来ました。降ってわいたこの休みを有効活用するべく、旬の晩柑をたっぷり準備。デコポン、せとか、湘南ゴールド、金柑などビタミンCたっぷりで免疫力UPも狙いつつ、何より柑橘の爽やかな香りで沈みがちな気分もリフレッシュ!ナイフを入れる度に立つ香りに癒されるので、普段はなかなかできない飾り切りにも力がはいります。まずは比較的簡単な柑橘カップから。ヘタ部分を切り落とし、水平に1/2にします。上部を使い、皮と実の間にナイフを差し込み、そのままぐるりと柑橘を回してくり抜きます。その皮に切り落としたヘタ部分を入れるとカップは完成。くり抜いた実部分を5~6等分にして盛り付けます。よければ気分転換に試してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「フレンチで楽しむ塩みかん」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.331
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日、ラ・ロシェル山王で開催中の愛媛フェアに行ってきました。ジャコ天やアボカド・猪肉など様々な愛媛県産食材がたっぷり使われたコース料理の中に、「塩みかん」も登場しています。塩みかんが使われているのは魚のお皿。瀬戸内忽那七島で水揚げされた「真ごち」を無塩バターでムニエルにしたものに、ソースとして添えられています。塩みかんには、夏に間引いた小粒の青い温州みかんを使用したものと、完熟の温州みかんを使用したものとの2種類があります。今回のソースはその両方がブレンドされ、滑らかなペーストになっていました。青みかんの爽やかさと、完熟みかんの甘い香りがミックスされ、フレッシュな極早生みかんのような香りが「真ごち」の美味しさをひき立てていました。さすがフレンチのシェフ!素晴らしいアイディアですね。愛媛フェアは4月30日まで開催中です。ぜひシェフの技をご賞味ください。
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