「日本最古の桂木柚子」野菜がもっと好きになる 野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.560
2025-12-8 12:00
テーマ : 野菜・果物のお話
こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
あっという間に師走に入り冬至も近づいてきました!
冬至に欠かせないのが柚子。
現在、柚子の生産量日本一多いのは高知県です。
意外かもしれませんが、日本最古の産地は埼玉県の毛呂山町だと言われており、
現在でもこの時期になると地域全体が柚子の黄色に覆われます。
柚子は奈良時代に中国から朝鮮を経て日本へ伝わったと推定されていますが、]
江戸時代後期の文献に毛呂山町滝ノ入地区の土産として
柚子を栽培していたと記されています。
風当りが弱く南斜面で日当たり良好、
霜がおりにくい地の利を生かして、
現在まで栽培技術が継承されています。
桂木柚子の表面はボコボコとしており、
この突起部分に香りの素となる精油が沢山詰まっていて、
他県産の柚子より香気成分が多いというエビデンスもあるようです。
香り高い皮はお料理に、果汁はポン酢に。
残りはネットに入れて冬至の柚子湯に。
余すことなく楽しみたいですね。



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