「桜餅の香り」野菜がもっと好きになる 野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.570
2026-3-23 12:00
テーマ : 野菜・果物のお話
こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
陽気も暖かくなって桜も開花し始めましたね!
お花見の時期に食べたくなるのが桜餅や道明寺ですが、
桜の下を歩いていても、桜餅を食べた時に薫る桜の香りはしませんよね?
あの香りの主成分はクマリンで、
もとの桜の葉や花からは香りや味は感じられません。
なぜならば、クマリン配糖体というクマリンと糖が結合した形で存在するためで、
塩漬けや粉砕して酵素と反応させることで、
はじめてクマリンが生成されます。
桜餅や道明寺を包む葉から感じる塩味はそのためです。
あの塩気が餡子の甘さを引きたて、
クマリンの香りと相まって私たちが知っている桜の味になる訳です。
最近では、和菓子に限らずケーキなどのスイーツにも
塩漬けにした葉や花から抽出した香りが使われるようになり、
カフェ限定メニューなどでも楽しめるようになりました。
今年の桜を愛でつつ、
桜の香りが楽しめるスイーツも一緒に味わってみてくださいね。



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