農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

じめじめとした梅雨には、さっぱり口当たりの良いものが食べたくなりますよね。
湿気を吹き飛ばすような、鮮やかで元気の出る旬の野菜や果物をご紹介します。

この時期、キュウリやピーマン、ナスやズッキーニなどの夏野菜が多く出回り始めます。
水分たっぷりでみずみずしく、ジューシー。
ぜひ、ハリとツヤがあって切り口がみずみずしいものを選んでくださいね。

また、甘みやうま味たっぷりのトウモロコシや枝豆も旬をむかえる季節。
こちらは茹でるだけ、蒸すだけの簡単調理で、満足感のあるおやつやおつまみになります。

果物では、さくらんぼ・びわ・ブルーベリーが最旬をむかえます。
他にも、メロン・スイカ・パイナップル・ライチ・マンゴーなどがおすすめです。

カンキツ類では、梅雨にうってつけのさわやかさをもつ
甘夏や河内晩柑が手に入ります。

ビタミンやミネラル、食物繊維たっぷりのフルーツから元気をもらいましょう。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日はパイナップルの収穫体験の話をしましたが、
今回はバナナの収穫体験についてお話したいと思います。

これも沖縄本島での話なのですが、
収穫させてもらったのはなんと一般住宅の庭先でした。
沖縄では庭でバナナを育てている方が多いらしく、羨ましい限りですね!

収穫には脚立が必要で、
ひとりでは支え切れない大きさと重量のため、ふたりでスタンバイします。
カットするのも、竹をノコギリで切るような感じで、
慣れていないとなかなか切れません。
歯のついた鋭利なナイフで、少しずつカットしていきます。

また、切り口から流れ出る液体が衣服に付着すると染みになり、
洗っても落ちないので、カッパもお借りしました。

ようやく収穫した後も、螺旋状に10段近く連なっているバナナを、
水を溜めた浴槽の中で専門家にカットしてもらい、ようやく見慣れている姿のバナナになりました。

これを常温で吊るし、10日後に黄色くなった時の味は格別でした!

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

6月11日は2025年の二十四節気の「入梅」です。
入梅には「梅の実が熟し、梅雨に入る頃」という意味があります。
年に一度の「梅仕事」、私も取り掛かろうかなと思っています。

というのも重い腰を上げてしまえば意外と簡単なのがこの梅仕事。
手軽にできるおすすめは「梅シロップ」です。
清潔な保存瓶を準備し、梅のヘタを竹串などで取ります。
梅はよく洗いしっかりと水気を取り、瓶に梅と同量の氷砂糖と交互に入れていきます。

そしてここでワンポイント!
全体量に対して10%~20%の(お好みのお酢加減で)リンゴ酢を入れること。
酢の防腐効果で失敗しにくくなるのと、
じめじめした梅雨にぴったりの爽やかなシロップに仕上がります。

あとは1日一回、全体が混ざるように軽く振るだけ。3日ほどで氷砂糖が溶け、
3週間ほど経てばシロップの完成。
水や炭酸水、牛乳や飲むヨーグルトなどで割ってお召し上がりください。
試してみてくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

先日、沖縄本島でパイナップルの収穫をしてきました。
お邪魔したのは、沖縄県宜野座村のパイナップル農家さん。
訪れた6月上旬は、「ポコットパイン」の収穫がスタートしたばかりでした。

畑の土は、レンガ色より明るい「国頭マージ」という酸性土で、
本州とは全く違う土壌に驚きます。
国頭マージはパイナップルの栽培に非常に適しているそうで、
沖縄本島の中部から北部に広く分布しています。

さあ!いざ収穫です!

果実を覆う長葉の側面には、細かいノコギリ状の棘があり、
軍手は容易に貫通してしまうので、厚手のゴム手袋を着用します。

表面が3割ほど黄色くなってきたら、収穫のサイン。
鋭利なナイフで軸をカットしていきます。
慣れてくると、サクッと切れるようになります。

畑で味わう収穫したばかりのパインは格別で、芯の甘さに驚きました。
「美らパイン」として流通しています。

ちぎっても食べられますが、
縦にカットして芯の甘さをぜひ体感してください。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

6月に入り、2025年ももう少しで折り返し地点。
この時期、とても短い旬ではありますが、ヤングコーンが出回ります。
毎年楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。

ヤングコーンはトウモロコシを若取りしたもので、
ベビーコーンとも呼ばれ、シャキッ、コリッとした食感と、
トウモロコシ特有のうまみや甘みが魅力です。
選ぶときは皮付きでひげがツヤのある薄緑色のものがおすすめ。
新鮮なものはひげまでおいしく食べられます。
食べ方のおすすめは色々とありますが、シンプルに素材の味を引き出す方法をご紹介します。

外側の厚い皮を数枚むき、薄皮とひげを付けたままグリルで約10分加熱。
焼きあがったら皮をむいてひげごと召し上がってみてください。
薄皮をつけたまま焼くことで、中はしっとりと蒸し焼き状態に。
お好みでバターしょうゆやマヨネーズ、オリーブオイル+塩を付けて。
試してみてくださいね。

 

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

新生姜のお徳用サイズが出始めましたね。
収穫してすぐに出荷される新生姜。
色が白く、切り口の赤い部分とのコントラストが美しいのが特徴です。

新生姜のお徳用サイズが売り場に並ぶと、初夏だなと感じます。
毎年「甘酢漬け」を大量に作る方も多いのではないでしょうか?
実は意外と長い間、収穫出荷されていることをご存知でしょうか?
出荷量のピークは6月ですが、生姜の出荷量が44パーセントを占める高知県では、
県内で産地リレーしながら3月から9月まで収穫が続きます。
周年手に入る飴色の囲い生姜との違いは、その出荷方法で品種は変わりません。
囲い生姜は秋に一斉に収穫された後、一定の湿度と温度が保たれた貯蔵庫に入れられ、
翌年1年かけて順次出荷されていきます。
収穫したての爽やかな香りが楽しめるのは新生姜だけです。
繊維が少なく辛みも穏やかなので、ぜひお料理にたっぷり使ってお楽しみください。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

サラダに欠かせない野菜と言えば、レタス。
年中見かけるので旬を感じにくい野菜ですが、
暑くなる前のちょうど今の時期に旬をむかえます。

最近は丸く結球する玉レタスだけでなく、サニーレタスやフリルレタス、
サンチュやサラダ菜、ローメインレタスなど様々な種類のレタスが出回っています。
葉と茎がみずみずしく元気で、ふわっと軽いものが良品。
食べるときは、できれば包丁を使わずに手でちぎってひと口大にすることをおすすめします。
包丁で切るとレタスの細胞を切断してしまい、そこが空気に触れて酸化することで、
レタスがもつポリフェノールと反応して変色が起こりやすくなります。

手でちぎると細胞と細胞が離れるように切れるため、
細胞があまり傷つかず、酸化しにくくなります。

生で食べるのはもちろん、しゃぶしゃぶやチャーハンなど加熱調理にも大活躍。
ぜひ旬の時期にいろんなレタスを楽しんでください。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

5月中旬、店頭でメロンを見かけることが多くなってきました。
お見舞いなどの贈答用果物の筆頭といえば「メロン」。
年中手に入るように育てられていますが、
出荷のピークは初夏から夏にかけてです。

特に5月に出回り始めるメロンは温室でじっくり育てられたものが多く、
甘くて果汁たっぷりの果肉を味わえます。
そして、1年で最もメロンが出回るのが6月で、
大産地のブランドメロンが一堂に会します。

茨城県の「イバラキング」や「オトメメロン」、「なだろうレッド」、
北海道の「夕張メロン」や「富良野メロン」、
熊本県の「肥後グリーン」など、推しブランドが続々と登場。

また、青肉・赤肉で異なる風味の違いを食べ比べるのも楽しいです。
その後、品種によっては9月ごろまで多く出回りますが、ジューシーで糖度が高く、
コスパの良いメロンが手に入るのは、やはり5月と6月。ぜひ旬の時期にお楽しみくださいね。

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

今回は春のこの時期に楽しめる「新じゃが」と
「貯蔵じゃがいも」2種類のじゃがいもについてお伝えします。

春のじゃがいもと言えば新じゃがのイメージが強いですが、
普通のじゃがいもとの違いは収穫時期。
九州をはじめとする温暖な地域で、冬から育てられ、
春から夏にかけて収穫されるものを主に新じゃがと呼びます。

皮がうすく、みずみずしいのが特徴で、あっさりとした味わいです。
対して普通のじゃがいもはそのほとんどが北海道産で、
春から夏にかけて育てられ、秋から冬にかけて収穫されます。
さらにこのじゃがいもを適切な環境で貯蔵することで、デンプンが糖化し、
甘く濃い味わいのじゃがいもとして春に出回ります。

この2種類のじゃがいもが楽しめるのはこの時期だけ。
同じ品種でもその味わいは全く異なり、包丁の切れ味だけでもわかるほど水分量が違います。
ぜひ食べ比べてみてくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

青ねぎのトップブランド「博多万能ねぎ」。
福岡県産として認知度の高い野菜のひとつです。
青ねぎのことを、つい「万能ねぎ」と言ってしまうことがありますが、
この名前はJA筑前あさくらの青ねぎで、
日本航空によって鮮度を保ちながら空輸されたものだけを「博多万能ねぎ」と呼ぶことができます。

このトップブランドのクオリティを保つために、
産地では「調整作業」といって、ちょっとした「手間」をかけています。
収穫して数日もすると、緑色の葉身部の先端が茶色く枯れてくることがあります。
出荷される博多万能ねぎの緑色の葉身部は2本までと決められていて、
3本目となる外葉は、キレイに剥いてからサイズを揃え、100gごとに袋詰めされます。
直径2〜5ミリほどのねぎの外葉は非常に薄く、
実際に体験してみましたが、神経を使う大変な作業でした。

鮮度抜群で日持ちも良い状態で購入できることに感謝ですね!

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