農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「コリンキー」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.397

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
だんだんと初夏の野菜が出回るようになってきました。ここ数年でよく見かけるようになった初夏の野菜に「コリンキー」があります。コリンキーはかぼちゃの一種ですが、一般的に熟したものを食べるかぼちゃと違って、未熟果を食べる珍しいサラダかぼちゃです。タマネギをひとまわりからふたまわりほど大きくして縦に引き伸ばしたようなコロンとしたフォルムで、果皮は鮮やかなレモン色、皮ごと食べられます。コリ・パリっとした食感で歯ざわりが良く、クセが無いのでサラダや浅漬けにして生で食べることができます。かぼちゃを想像して包丁を入れると驚くほどやわらかく、すんなり切れてしまうので気を付けてくださいね。ピーラーで薄くスライスしてリボンサラダにしたり、生ハムとあわせて冷製パスタにしたり、鮮やかな色味が料理に彩りを添えてくれます。ピクルスにもおすすめの食材なので、ぜひ試してみてくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「野菜の花」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.383

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。普段、わたしたちが野菜として食べている植物にも、当然のことながら花が咲きます。ブロッコリーの細かい粒は、花蕾といって、その名の通り花のつぼみです。収穫せずに放置すると、やがて黄色い花になります。アブラナ科なので、同じ仲間の白菜やキャベツも、やがて、春先に満開になる菜の花と同じ黄色い花を咲かせます。同じアブラナ科でも、大根の花は色が変わっていて、うす紫や白い花を咲かせますが、花の形状は黄色い菜の花と一緒です。絹さやはマメ科の植物です。観賞用の花で言うと、同じ科には藤の花があります。藤の花ほど、たわわに咲きませんが、似たような形状の白や紫の花を咲かせます。マメ科の中では、そら豆が特に美しく、白地に紫の絵の具で描いたような模様が入ります。他にも、人参や春菊は、ちょっとびっくりするくらい可愛い花を咲かせますよ。気になる方は「野菜の花」で検索してくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「パクチーの使い分け」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.396

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。

暑くなってくると、さわやかな薬味がたっぷりきいた料理を食べたくなります。今回は薬味の中でも好き嫌いの分かれるパクチーについて詳しくご紹介します。

パクチーはセリ科の一年草で、タイ語由来の呼び名です。ちなみに中国語ではシャンツァイ、英語ではコリアンダーと言い、すべて同じ植物。鮮烈な強い香りが特徴で、アジアや中南米の料理には欠かせない食材です。驚くべきは葉、茎、根、種子、まるごと利用可能で捨てるところがないということ。葉は生で、サラダやスープのトッピングとして。または、ちぎったり、刻んだりしてドレッシングや和え物の薬味におすすめです。茎は葉よりも香りが強いので、炒め物などの加熱調理にも向きます。根は軽くつぶしてスープやカレーなどの煮込みに入れると味に奥行きが出ます。種子はカレーやピクルスには欠かせない香辛料。部位ごとに使い分けて、余すところなくパクチーを楽しんでくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「じゅんさいの旬」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.395

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
みなさんはゼリーのような膜に覆われた不思議な植物「じゅんさい」をご存知ですか?日本料理のお店などで旬の時期に使われることはありますが、ご家庭で召し上がる機会は少ないかもしれません。スイレン科の水草の一種で、水が美しく、水量が十分にある沼や池に自生します。寒天状の粘膜物質に包まれた茎と蕾状になっているまだ開いていない若い葉を手作業で摘み取って食用とします。旬は5月中旬から9月ごろまで。秋田県の名産として知られ、産地では1人乗りの桶のような木船で「採り子」がじゅんさいを収穫する風景が初夏の風物詩として有名です。
舌触りはトゥルンとしていてプリプリとした歯ごたえが魅力。食欲の落ちる梅雨や夏の時期にぴったりの水溶性食物繊維を豊富に含むヘルシー食材です。一般的には水煮されたものが流通しますが、旬の時期には生のままパック詰めされたものも出回ります。ぜひ探してみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「こどもの日に野菜ピザはいかが?」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.392

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今年もお出かけが難しいゴールデンウィーク。こどもの日はお子様と一緒に何か楽しいことを!と計画されている方も多いのではないでしょうか?そんなときのワンアイディアとして一緒にお料理はいかがでしょう。野菜嫌いのお子様も自分で作ってみると意外とパクパク食べてくれることが多いので、野菜たっぷりのピザなどおすすめです。ちょっと贅沢に旬のフルーツトマトを使って旨みの濃いトマトソースから手作り。コトコトとトマトを煮こむ工程は親子でも楽しみやすいと思います。ぜひ調理前のフレッシュなトマトと煮崩れて甘くなったトマトを食べ比べてみてくださいね。味の違いにビックリしてくれるかもしれません。トッピングはパプリカやズッキーニでカラフルに。型抜きをしたり、飾り切りをしたりすると飾り付けも楽しめます。野菜たっぷりの健康的な食事と楽しい食卓で心も体も健やかに、この厳しい状況を乗り切りましょう。

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みかんでもっと笑顔になる 「フルーツトマトは春が旬」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.390

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
みなさん、春のお野菜たのしんでいますか?タケノコや山菜、アスパラガスなど春野菜はたくさんありますが、フルーツトマトもまさに今が旬。食べごろです。実はフルーツトマトというのは品種名ではなく、糖度の高いトマトの総称で、ミニトマトも糖度が高いものはフルーツトマトのカテゴリーに入ります。一般的なトマトは糖度が4~5度ですが、その名の通り、フルーツトマトは果物並みに甘く、10度を超えることも。最近では色とりどりでカラフルなものも増えました。年中出回っているトマトですが、特に寒暖差が激しい春先のフルーツトマトは糖度が高く、おいしいものが多いので、ぜひこの時期に召し上がってくださいね。目利きのポイントはハリがあってツヤツヤしているもの。そして、お尻から伸びている放射状の線=スターマーク。これが長く、色が濃いと味が濃くておいしいものが多いです。参考にしてみてください。

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みかんでもっと笑顔になる 「恋みのり」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.388

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回はいちごの新品種「恋みのり」をご紹介します。
恋みのりは香りと日持ちがよく、糖度と酸度のバランスがとれた品種で、コロンとした見た目がかわいいいちごです。誕生秘話が非常に興味深く、関心を持ちました。というのも、この恋みのりはいちご農家の「働き方改革」に一役買う!と大きな期待が寄せられているのです。いちご農家に限りませんが、労働時間の長さゆえに農業の担い手が減少する昨今。いちごの粒はつぶれやすく繊細なため梱包や出荷にも特に手間がかかります。そこで農研機構はこの手間を少しでも減らせないかと省力的に生産できる品種の育成に取り組み、その結果生まれたのがこの「恋みのり」です。栽培から収穫、梱包、出荷のあらゆる面で優れ、その上食味も良いという、生産者にも私たち生活者にも嬉しいいちごなのです。果肉がかためなのでサラダに入れて食べるのもおすすめ。見つけたらぜひ食べてみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「春の味覚:タラの芽」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.387

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
春は苦みのある野菜がおいしい季節でもあります。今回は「山菜の王様」とも呼ばれるタラの芽をご紹介します。
タラの芽はウドやコシアブラと同じウコギ科の植物で木の芽の部分を山菜として食用に採ったものです。山間部では日当たりのいい場所に自生しています。枝に鋭いトゲがあり、収穫には注意が必要。身近な道具として、例えばビニール傘を使って、高さ3mほどのタラノキであれば、枝を優しく手繰り寄せて収穫することができるそうです。野生のタラの芽の旬は3月から4月で、山間部では6月頃まで採れることもあります。近年ではトゲの少ない品種がハウス栽培され、2月頃から出回るようになっています。
採れたてのタラの芽は香りが高く、マイルドな苦みが魅力。てんぷらやおひたしで食べると最高です。鮮度落ちが早く、すぐにえぐみと苦みが増してしまうので、手に入れたらなるべく早めに食べましょう。

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みかんでもっと笑顔になる 「春トマト」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.384

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
トマトの旬と言えば夏ですが、実は糖度の高いフルーツトマトは春に食べるのがおすすめ。というのも、寒暖差の大きい春はトマトがゆっくり成長して甘みと旨みを蓄えるのです。夏のトマトはさっぱりしていて水分補給にぴったりですが、春のフルーツトマトはギュッと濃縮したような甘みとコクで、全く別物と言ってもいいほど。ぜひ今の時期に出回るフルーツトマトで実感してみてください。目利きのポイントは色とお尻。まずは全体的に色が濃いものを選びましょう。中のゼリー部分の黄緑色が透けて赤紫色のような、レンガ色のようなものは味が濃いことが多いです。そして、トマトのヘタとは反対側のお尻から放射状に延びている線をよくスターマークといいますが、スターマークの正体は維管束。トマトが生長する際に水分や養分を運ぶ管です。この線の数が多く、濃く出ているものは糖度が高いことが多いのでチェックしてみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「ひなまつり」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.383

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
3月3日はひなまつり。女の子の成長と健康を願うお祭りです。「桃の節句」とも言われますが、なぜそう呼ばれるようになったのでしょうか?
古くから中国では、桃の木は病魔や厄災を寄せ付けない不老長寿・魔除けの木とされていたそうです。また、旧暦の3月3日と言えば、ちょうど桃の花が満開に咲く時期。ひなまつりの象徴の花として桃の花が飾られるようになりました。桜よりも少し早く見ごろを迎える桃は、桜と同じバラ科の植物。花の雰囲気もよく似ていますよね。桃の一大産地である山梨県や福島県などでは畑一面に一斉に咲き乱れ、その様子は圧巻です。例年、各地で桃のお花見イベントも開かれます。今年は中止になっているところも多いようですが、この状況が落ち着いたら、「春には桃のお花見、初夏には桃狩り」といった楽しみ方もオツではないでしょうか?無病息災を願って、素敵なひなまつりをお過ごしください。

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