農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「野菜果物で乾燥を防ぎたい!」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.368

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
カサカサお肌が気になる乾燥の季節ですね。美容の観点からも保湿が大切と言われますが、私は野菜や果物で身体の内側からもケアしたいと常々思っております。そこで、乾燥予防におすすめの食材がカボチャとアボカドです。カボチャに豊富に含まれるβ-カロテンは体内でビタミンAに変わる皮膚や粘膜の健康に欠かせない栄養成分です。また、抗酸化作用に優れたビタミンEやターンオーバーを促すビタミンB6も含むため、女性にはうれしい食材と言えるのではないでしょうか。そして、アボカドは様々な栄養成分をバランスよく含み、中でも良質な脂質であるオレイン酸は肌に潤いを与え美肌効果が期待できます。食物繊維も豊富で、腸内環境を整えることで健康的なツヤ肌作りへアプローチ。輸入品がほとんどですが、国産のアボカドはまさに今が旬です。樹上で完熟したアボカドはコクとねっとり具合が格別ですので、ぜひ探してみてくださいね。

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野菜がもっと好きになる「秋を告げるタケノコ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.367

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

秋の味覚といったら、柿や栗・秋刀魚やきのこ類などが思い浮かびますが、高知県には「秋の味覚」に欠かせないタケノコがあります。「四方竹(しほうちく)」といって、春に旬を迎えるタケノコとは違い、細長く美しい黄緑色をしています。収穫できる時期が10月中旬から11月上旬のわずか1ヶ月足らずしかなく、中国南部原産のものを、明治10年ごろ高知県に持ち帰ったのが栽培のきっかけだと言われています。垂直にカットしてみると、四角い形状をしているのが特徴的で、高知県では、茗荷やハスイモに加えて「田舎寿司」に欠かせない材料のひとつです。根元の太い部分に酢飯を詰めるのですが、スクエアの形状が映える逸品です。シャキッコリッとした食感が何とも言えず、一度食べると病みつきになります。水煮にして氷漬けの状態で市場流通しているので、見かけたらぜひ高知に秋を告げる味を体感してみてください。

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野菜がもっと好きになる 「色が変化するミニパプリカ」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.366

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

職業柄、珍しい野菜を目にする機会が多いのですが、先日、某テレビ番組で紹介されていた珍しい野菜を作っているご本人から、話を伺う機会に恵まれました。今回出会ったのは、「スイートカメレオン・ミニ」という名のミニパプリカです。このパプリカは緑色のピーマンの1/3くらいのサイズで、濃い紫色をしています。同じ袋の中に真っ赤なものも入っていました。ピーマンも完熟すると赤くなるということは野菜ソムリエなので知っていましたが、このパプリカは白っぽい緑→紫→オレンジ→赤へと4度も色が変化すると聞いてびっくり!生食がオススメだそうです。紫色のものは、ピーマン臭はするものの梨のような食感と瑞々しさ。赤になると瑞々しさを残しつつ甘さがグッと増し、まるでフルーツのようでした。トキタ種苗から種が販売されているので、気になる方は、来年家庭菜園でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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みかんでもっと笑顔になる 「春菊、どう食べる?」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.366

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
寒くなると美味しくなる野菜と言えば青菜類ですが、その一つ、春菊の旬もこれから冬にかけて。名前に春が付くのは旬が春ということではなく、春に菊に似た花を咲かせることに由来しています。ギザギザの葉と特有の芳香を持つ、お鍋には欠かせないキク科の野菜です。春菊の持つ独特な香りはαピネンやベリルアルデヒドといった成分によるもので、抗炎症作用やリラックス作用が期待できます。また、粘膜や皮膚を丈夫にして免疫力を高めてくれるβ-カロテンを豊富に含んでいるのでこの時期の風邪予防にぴったり。さらに、鉄やカルシウムも豊富に含むので、みかんやゆず、柿のようなビタミンCを豊富に含む食材と合わせてとると吸収率が上がります。やわらかい葉先の部分は果物と一緒にサラダとして生で、少し厚みのある株元の葉は鍋物やお浸しに。と、使い分けてはいかがでしょうか?次回はおすすめの春菊サラダレシピをご紹介します。

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みかんでもっと笑顔になる「柿の驚くべき栄養価」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.365

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋の味覚のひとつに柿があります。昔から柿はその甘さもさることながら、栄養補給源として愛されてきました。そう、他の果物と比較しても柿はかなり栄養価の高い食材なのです。高血圧の予防が期待できるカリウムや腸の健康に必要な食物繊維を豊富に含みます。そして特筆すべきはビタミンCとβ-カロテンの含有量の高さです。甘い柿にはビタミンCのイメージはあまりないかもしれませんが、なんと同量で比べるといちごよりも多くビタミンCを含んでいます。また、β-カロテンは粘膜を丈夫にしてウィルスなどから体を守るのに重要な役割を持っています。そんな柿には様々な品種が存在し、現在では1000種以上もあると言われています。例えばさわやかな甘さで果肉がやわらかい富有柿や、歯ごたえ・食感のよい次郎柿、ねっとりとした食感が魅力の平核無など、食べ比べもおすすめです。ぜひ健康と食欲の秋に柿を取り入れてみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「秋は芋・栗・南瓜~かぼちゃ【栗マロンかぼちゃ】」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.363

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
今回は秋の味覚、カボチャのおすすめ品種をご紹介します。10月のカボチャはでんぷんが糖に変わり、甘くおいしくなりますが、中でも別格のおいしさと名高い「栗マロンかぼちゃ」をご存知でしょうか?栽培が難しく、高値で少量しか出回らないため幻のカボチャとも呼ばれています。その名の通り、栗のようなホクホクとした食感と上品な甘さが魅力です。栽培時の手のかけ方が段違いで、例えば通常のカボチャは1本のツルに6~10の花を付けますが、これを間引きしてなんと1本のツルに1つだけに。そう、高級メロンと同じ育て方なのです。すべての栄養が分散せずにこの1つに集まることで、味も栄養価もグンと上がります。また、重さもずっしりと重く、同じサイズの他のカボチャに比べて約1.2倍。それだけ詰まっているという証拠です。現在、通販サイトや百貨店での取り扱いがほとんどのようですが、見かけたらぜひお試しください。

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みかんでもっと笑顔になる 「秋は芋・栗・南瓜~くり【ぽろたん】」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.362

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋と言えば芋・栗・南瓜。今回は栗のおすすめ品種「ぽろたん」をご紹介します。
可愛らしい名前は、従来むきにくい渋皮が「ぽろり」とむけることと、「丹沢」という品種の栗を親に持つことからつけられました。2006年に登録された新しい品種で、大粒で色味がよく、おいしい上に調理しやすい。まさに、「これぞ欲しかったニホングリ!」と栗好きが歓喜している画期的な栗です。
このぽろたんは、鬼皮に包丁で少し切り目を入れて軽く茹でるだけで、渋皮ごと簡単にむくことができます。栗は好きだけどむくのが大変で…という方も、かぼちゃやさといもと同じ感覚で使うことができるのです。そしてせっかく調理が簡単になったので、ぜひ様々なお料理に活用してみてください。栗ご飯はもちろん、スープや煮物に入れたり、鶏肉と合わせて黒酢あんかけにしたりと、栗特有のやさしい甘さにほっこりできておすすめです。

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野菜がもっと好きになる 「今が旬!落花生のおおまさり」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.361

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。初秋に出回る、生の落花生をご存知でしょうか?通常の落花生は、収穫したのち畑で天日乾燥させたものを煎ってから食べますが、生の落花生とは品種が異なります。おおまさりは、日本一の生産量を誇る千葉県で、ゆで落花生用として栽培されている品種です。出回る量が少なく、地元の直売所などごく一部でしか出会えません。煎って食べる品種のナカテユタカに比べて2倍ほど大きく、「大きな莢で食味が勝る」ことから「おおまさり」と名付けられました。おおまさりは鮮度が命!農家さん曰く、たとえ冷蔵でも日持ちがしないので、もし入手出来たら、その日のうちにゆでて欲しいそうです。お湯に3パーセントの塩を加えて、50分ほどじっくりゆでるのがポイント。お芋のようにホクホクとした食感と口一杯に広がる甘さ、ゆで落花生特有の香りは、何にも代えがたい美味しさです。売り場で見かけたらぜひ御賞味くださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「秋は芋・栗・南瓜~さつまいも【べにまさり】」

野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.361

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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
秋が深まってきました。衣替えをするかのように、食卓にも秋っぽい食材が並ぶようになってきたのではないでしょうか。私が秋を実感するのは「芋・栗・南瓜」を料理するときなのですが、みなさまはいかがですか?
今回から数回に分けて、芋・栗・南瓜それぞれのおすすめの品種をご紹介します。まずはさつまいもで一押しの品種「べにまさり」。最近特に人気の「シルクスイート」の親品種としても知られていますが、「シルクのような」と例えられる、なめらかでしっとりとした食感はまさに親のべにまさりゆずり。上品な甘さが特徴です。そしてこのべにまさりは焼きいもにした時に最大の魅力を発揮します。じっくりと加熱すると極上の甘みが引き出され、とろける食感と合わせて、それだけで最高のスイーツです。茨城県で多く生産されていて、これからの時期に出回りますのでぜひ探してみてくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「赤ピーマン」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.360

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。

秋の気配が近づいてくると、野菜売り場に並び始める赤ピーマン。緑色のピーマンと何が違うのか?ふと疑問に思ったことはありませんか?実は、私たちが普段よく食べているピーマンは未熟果で、収穫せずにそのまま放置しているとやがて熟して赤く色づきます。緑色のピーマンが完熟したものが赤ピーマンなのです。そう考えると味の違いも想像がつきますね。赤ピーマンは甘みが強く、ピーマン特有の青臭さが少ないので、苦手な方は赤ピーマンからトライすると食べられるようになるかもしれません。味だけでなく、栄養価にも大きな違いがあります。ビタミンAとCは緑色ピーマンの2倍以上。ビタミンEに至っては5倍も含まれているのです!お肌の健康維持に欠かせないビタミン群が豊富なので、夏の疲れが出てくるこの時期、もし赤ピーマンを見かけたら、「食べる美容液」だと思って、日々のお料理に取り入れてください。

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