こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
急に夏のような暑さがやってきてしまいましたね。
今回はさっぱりツルっと食べられる冷製パスタをご紹介します。
「チェリーとモッツアレラの塩みかんパスタ」
【材料】(から2人分)
スパゲッティ(細め1.2㎜) 50g
さくらんぼ 8粒
モッツァレラチーズ 40g
〇塩みかんマリネの素 小さじ1
〇オリーブオイル 大さじ1
〇リンゴ酢 小さじ1
黒胡椒 適量
【作り方】
1.スパゲッティは2%程度の塩(分量外)を入れて表示時間通りに茹で、
茹で上がったらザルに上げて冷水でしめる。
2.さくらんぼは種周りにぐるっと一周ナイフを入れ、半分にして種を取り、
ボウルに入れて〇の材料でマリネしておく。
3.モッツアレラは2のサクランボと同じくらいの大きさに切る。
4.1と3を2のボウルに加えて和え、器に盛って黒胡椒をふる。
旬のサクランボを使った涼しげな冷製パスタ。
塩みかんマリネの素は果物との相性が抜群です。
試してみてくださいね。
|
こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
じめじめとした梅雨には、さっぱり口当たりの良いものが食べたくなりますよね。
湿気を吹き飛ばすような、鮮やかで元気の出る旬の野菜や果物をご紹介します。
この時期、キュウリやピーマン、ナスやズッキーニなどの夏野菜が多く出回り始めます。
水分たっぷりでみずみずしく、ジューシー。
ぜひ、ハリとツヤがあって切り口がみずみずしいものを選んでくださいね。
また、甘みやうま味たっぷりのトウモロコシや枝豆も旬をむかえる季節。
こちらは茹でるだけ、蒸すだけの簡単調理で、満足感のあるおやつやおつまみになります。
果物では、さくらんぼ・びわ・ブルーベリーが最旬をむかえます。
他にも、メロン・スイカ・パイナップル・ライチ・マンゴーなどがおすすめです。
カンキツ類では、梅雨にうってつけのさわやかさをもつ
甘夏や河内晩柑が手に入ります。
ビタミンやミネラル、食物繊維たっぷりのフルーツから元気をもらいましょう。
|
こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日はパイナップルの収穫体験の話をしましたが、
今回はバナナの収穫体験についてお話したいと思います。
これも沖縄本島での話なのですが、
収穫させてもらったのはなんと一般住宅の庭先でした。
沖縄では庭でバナナを育てている方が多いらしく、羨ましい限りですね!
収穫には脚立が必要で、
ひとりでは支え切れない大きさと重量のため、ふたりでスタンバイします。
カットするのも、竹をノコギリで切るような感じで、
慣れていないとなかなか切れません。
歯のついた鋭利なナイフで、少しずつカットしていきます。
また、切り口から流れ出る液体が衣服に付着すると染みになり、
洗っても落ちないので、カッパもお借りしました。
ようやく収穫した後も、螺旋状に10段近く連なっているバナナを、
水を溜めた浴槽の中で専門家にカットしてもらい、ようやく見慣れている姿のバナナになりました。
これを常温で吊るし、10日後に黄色くなった時の味は格別でした!
|
こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
6月11日は2025年の二十四節気の「入梅」です。
入梅には「梅の実が熟し、梅雨に入る頃」という意味があります。
年に一度の「梅仕事」、私も取り掛かろうかなと思っています。
というのも重い腰を上げてしまえば意外と簡単なのがこの梅仕事。
手軽にできるおすすめは「梅シロップ」です。
清潔な保存瓶を準備し、梅のヘタを竹串などで取ります。
梅はよく洗いしっかりと水気を取り、瓶に梅と同量の氷砂糖と交互に入れていきます。
そしてここでワンポイント!
全体量に対して10%~20%の(お好みのお酢加減で)リンゴ酢を入れること。
酢の防腐効果で失敗しにくくなるのと、
じめじめした梅雨にぴったりの爽やかなシロップに仕上がります。
あとは1日一回、全体が混ざるように軽く振るだけ。3日ほどで氷砂糖が溶け、
3週間ほど経てばシロップの完成。
水や炭酸水、牛乳や飲むヨーグルトなどで割ってお召し上がりください。
試してみてくださいね。
|
こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
先日、沖縄本島でパイナップルの収穫をしてきました。
お邪魔したのは、沖縄県宜野座村のパイナップル農家さん。
訪れた6月上旬は、「ポコットパイン」の収穫がスタートしたばかりでした。
畑の土は、レンガ色より明るい「国頭マージ」という酸性土で、
本州とは全く違う土壌に驚きます。
国頭マージはパイナップルの栽培に非常に適しているそうで、
沖縄本島の中部から北部に広く分布しています。
さあ!いざ収穫です!
果実を覆う長葉の側面には、細かいノコギリ状の棘があり、
軍手は容易に貫通してしまうので、厚手のゴム手袋を着用します。
表面が3割ほど黄色くなってきたら、収穫のサイン。
鋭利なナイフで軸をカットしていきます。
慣れてくると、サクッと切れるようになります。
畑で味わう収穫したばかりのパインは格別で、芯の甘さに驚きました。
「美らパイン」として流通しています。
ちぎっても食べられますが、
縦にカットして芯の甘さをぜひ体感してください。
|
こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
6月に入り、2025年ももう少しで折り返し地点。
この時期、とても短い旬ではありますが、ヤングコーンが出回ります。
毎年楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。
ヤングコーンはトウモロコシを若取りしたもので、
ベビーコーンとも呼ばれ、シャキッ、コリッとした食感と、
トウモロコシ特有のうまみや甘みが魅力です。
選ぶときは皮付きでひげがツヤのある薄緑色のものがおすすめ。
新鮮なものはひげまでおいしく食べられます。
食べ方のおすすめは色々とありますが、シンプルに素材の味を引き出す方法をご紹介します。
外側の厚い皮を数枚むき、薄皮とひげを付けたままグリルで約10分加熱。
焼きあがったら皮をむいてひげごと召し上がってみてください。
薄皮をつけたまま焼くことで、中はしっとりと蒸し焼き状態に。
お好みでバターしょうゆやマヨネーズ、オリーブオイル+塩を付けて。
試してみてくださいね。
|
こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
新生姜のお徳用サイズが出始めましたね。
収穫してすぐに出荷される新生姜。
色が白く、切り口の赤い部分とのコントラストが美しいのが特徴です。
新生姜のお徳用サイズが売り場に並ぶと、初夏だなと感じます。
毎年「甘酢漬け」を大量に作る方も多いのではないでしょうか?
実は意外と長い間、収穫出荷されていることをご存知でしょうか?
出荷量のピークは6月ですが、生姜の出荷量が44パーセントを占める高知県では、
県内で産地リレーしながら3月から9月まで収穫が続きます。
周年手に入る飴色の囲い生姜との違いは、その出荷方法で品種は変わりません。
囲い生姜は秋に一斉に収穫された後、一定の湿度と温度が保たれた貯蔵庫に入れられ、
翌年1年かけて順次出荷されていきます。
収穫したての爽やかな香りが楽しめるのは新生姜だけです。
繊維が少なく辛みも穏やかなので、ぜひお料理にたっぷり使ってお楽しみください。
|
こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
だんだんと気温が上がり、蒸し暑さを感じるようになってきましたね。
今回は暑い日にもぴったり!
さわやかな風味を楽しめる簡単レシピをご紹介します。
「大葉とチーズの塩みかん肉巻き」
【材料】(2人分)
豚薄切り肉 200g
プロセスチーズ 20g
大葉 6枚
塩みかん(青みかん) 小さじ1
【作り方】
1.豚の薄切り肉を広げて端が重なるように横に並べ、塩みかん(青みかん)をまんべんなくぬる。
2.1の上に大葉を並べ、1㎝幅に切った棒状のプロセスチーズを肉の下側に置く。
3.チーズを置いている方からくるくると巻き、巻き終えた部分を下にしてフライパンで焼く。
4.フライパンで転がしながら中に火が通るまで加熱する。
5.粗熱が取れたら2~3㎝幅の輪切りにして器に盛る。
うまみとコクたっぷりの豚肉とチーズを、大葉と塩みかん(青みかん)でさっぱり仕上げました。
豚肉は脂の多すぎないロースがおすすめ。
試してみてくださいね。
|
こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
愛媛県のイメージアップキャラクターは誰もが知っているみきゃんちゃん。
愛媛県を訪問すると、郵便ポストからタクシーまで、
あらゆる場面に登場して微笑ましい気分にさせてくれますが、
お隣の高知県にも、野菜の販路拡大を手伝ってくれる「高知の野菜11人きょうだい」がいます。
作者は現在朝の連続ドラマ「あんぱん」のモデルにもなっている、やなせたかしさんです。
子供が大好きなテレビ漫画「アンパンマン」のキャラクターにも似ており、
野菜の販促ポスターや、ポップ、垂れ幕など幅広く活用されています。
小さなお子様たちの観察眼は鋭く、
「あー!アンパンマン!」と指さしながら野菜売り場に近寄ってきてくれます。
みきゃんちゃんを見ると、愛媛の甘くておいしいみかんや柑橘類を食べたくなりますが、
そんな切り口で高知県産の野菜も好きになってくれたら嬉しいですね。
売り場でぜひチェックしてくださいね!
|
こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
サラダに欠かせない野菜と言えば、レタス。
年中見かけるので旬を感じにくい野菜ですが、
暑くなる前のちょうど今の時期に旬をむかえます。
最近は丸く結球する玉レタスだけでなく、サニーレタスやフリルレタス、
サンチュやサラダ菜、ローメインレタスなど様々な種類のレタスが出回っています。
葉と茎がみずみずしく元気で、ふわっと軽いものが良品。
食べるときは、できれば包丁を使わずに手でちぎってひと口大にすることをおすすめします。
包丁で切るとレタスの細胞を切断してしまい、そこが空気に触れて酸化することで、
レタスがもつポリフェノールと反応して変色が起こりやすくなります。
手でちぎると細胞と細胞が離れるように切れるため、
細胞があまり傷つかず、酸化しにくくなります。
生で食べるのはもちろん、しゃぶしゃぶやチャーハンなど加熱調理にも大活躍。
ぜひ旬の時期にいろんなレタスを楽しんでください。
|