みかんでもっと笑顔になる 「生姜の日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.503
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
6月15日は「生姜の日」。石川県にある香辛料の神を祀る波自加弥(はじかみ)神社が、毎年この日にはじかみ大祭を開催していることにちなんで制定されたそうです。生姜は古くから香辛料や薬味としてだけでなく薬効の高い食材として重宝されてきました。今でもスープやカレー、漬物や麺類などのおいしさを引き立ててくれる魔法の調味料として人気です。そんな生姜、意外と知られていないのが正しい保存方法。薬味として使うことが多いため、一度に使う分量は少なく、使い切れずに冷蔵庫の中でいつの間にか悪くなってしまっていることも…。生姜は比較的暑い気候を好む植物なので、夏場以外は常温保存がおすすめです。湿らせたキッチンペーパーなどで生姜を包み、ラップかチャック付きの保存袋に入れてキッチンに転がしておけばOK。夏場の本当に暑い時期はこのまま冷蔵庫の野菜室に。よければ試してみてくださいね。
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みかんでもっと笑顔になる「青ネギ文化」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.502
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
九州に引っ越しをして1か月弱。こちらではメジャーで、関東ではそうでもない野菜といえば青ネギではないかと感じます。「博多万能ねぎ」という商標登録されたブランドネギがあるほど、青ネギ(葉ネギ)の出回りが多く、その新鮮さ・香りの良さに驚いています。一年を通して露地栽培とハウス栽培で安定した生産が行われていて、通年手に入る大変身近な野菜のひとつです。関東でネギといえば白ネギ(根深ネギ)のイメージが強く、青ネギといっても九条ネギくらいしか見たことがない方も多いかもしれません。こちらの青ネギは九条ネギよりももう少し細身でやわらかく、薬味といえばまず思いつく、そんな立ち位置です。βカロテンを豊富に含む緑黄色野菜で、栄養価も高く、生で食べても炒めても煮ても力を発揮する名脇役。フライト野菜の先駆けとしても有名で、飛行機で全国へ出荷されていますので見かけたらぜひ試してみてくださいね。
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「みかんでもっと笑顔になる」「九州の野菜・果物」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.501
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
私事ですが、この度、関東から九州へ引越しをしました。早速、九州のおいしいものを堪能しているのですが、買い物をしていて気付いたことがあります。それは、野菜・果物はもちろんのこと、肉や魚など食材の産地のラインナップがガラッと変わったこと。小松菜やレタス、ニンジンやきのこ類、並んでいる品目は同じでも関東では見かけない産地ばかり。やはり鮮度が命の生鮮食材は近くのものが並ぶのですね。食いしん坊らしくスーパーで引っ越したことを実感した瞬間でした。そしてイカで有名な呼子が近いこともあり、ちょうどこの時期はアオリイカの旬ということで、そのおいしさに驚きました!甘くてやわらかくて旨みが強く(しかも安い!)、さっとアスパラガスなどとバターソテーにするだけでもうごちそうです。
今後は九州の野菜・果物などのおいしい情報もたっぷりお伝えしていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
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野菜がもっと好きになる 「きゅうりの塩みかんサラダ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.467
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
6月に入り、気づいてみれば今年もあと半年。早いですね!そんな我が家の家庭菜園では、きゅうりが少しずつ採れ始めました。朝採れきゅうりの食感は格別です。何もつけずにそのまま丸かじりするのが一番美味しいですが、これから本格的な夏に入り、収量が増えてくると「食べ方」に困ってきます。そんな時にオススメしたいのが、塩みかんを使ったサラダです。
【材料】(2人分)
・きゅうり‥2本
・塩みかん(青みかん)‥小さじ1/2
・米酢‥大さじ2
・スイートチリソース‥小さじ2
【作り方】
①きゅうりを細めの千切りにする。
② ボウルにその他の調味料を入れ、よく混ぜ合わせる。
③きゅうりを②に入れてサッと和え、器に盛って完成。
きゅうりは体を冷やす作用があり、カリウムを多く含むので、むくみも改善してくれます。青みかんの爽やかな香りと一緒に、暑くなってくるこれからの季節、元気に乗り切りましょう!
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みかんでもっと笑顔になる 「ニンジンの塩みかんヨーグルトサラダ」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.500
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
そろそろ季節は梅雨に突入でしょうか?気温が高い日も多くなってきました。今回はさっぱりとさわやかな一品をご紹介します。
「ニンジンの塩みかんヨーグルトサラダ」
【材料】(2人分)
ニンジン 1/2本
ヨーグルト 大さじ3
塩みかんマリネの素 小さじ1/2
塩 少々
【作り方】
1.ボウルとザルの上にキッチンペーパーを置いてヨーグルトを入れ、30分ほど水切りをする。
2.ニンジンを千切りにして、塩少々をふりかけて少し置き、出てきた水気を絞る。
3.水切りしたヨーグルトに塩みかんマリネの素を加えて軽く混ぜる。
4.2に3を加えて軽く和える。
酸味のあるヨーグルトと塩みかんマリネの素が相性ぴったり!カレーパウダーやクミンを加えてエスニックにするのもおすすめです。ニンジンだけでなく、リーフサラダのドレッシングにも◎。作り置きもできますが、できれば和えたらすぐ食べてほしいレシピです。よければお試しください。
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野菜がもっと好きになる 「新玉ねぎの塩みかんサラダ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.466
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
6月直近の家庭菜園では、玉ねぎが収穫期を迎えました。玉ねぎの軸が折れてくると収穫のサイン。1週間ほどは肥大が進むのでそのまま放置してから収穫します。今日はそんな玉ねぎと塩みかんを使ったサラダをご紹介したいと思います。
【材料】(2人分)
・玉ねぎ‥大1/2個
・塩みかん(完熟)‥小さじ1
・米酢‥大さじ2
・蜂蜜‥大さじ1
・米油‥小さじ2
・鰹削り節‥1パック(4g)
【作り方】
①玉ねぎの皮をむいて、薄くスライスする。
② その他の材料をよく混ぜ合わせる。
③器に①を盛り、②をかけて完成。
食べる直前にサッと和えてお召し上がりください。玉ねぎを生で食べる時は辛みが気になるところ。水にさらしたり、塩もみしたりすると軽減されますが、水溶性の栄養成分も溶け出してしまいます。今回のレシピは、蜂蜜の甘さが辛みをうまくカバーしてくれるため、辛みを抜く下処理不要なところもポイントです。
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みかんでもっと笑顔になる「旬食材:おかひじき」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.499
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
4月中旬から6月にかけて露地物が出回る「おかひじき」。山形県の伝統野菜で海藻のひじきに形が似ていることから、おかに生えるひじきという意味で名付けられたそう。栄養価が高く、βカロテンやカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などを豊富に含みます。シャキシャキとした食感が魅力なので、下茹では1分から1分半程度がおすすめ。お浸しや胡麻和え、ナムルにしてもおいしく、天ぷらや汁物にも合うので使い勝手の良い野菜のひとつです。育ちすぎると固くなり食用には向かないので、緑が鮮やかでツヤがあり、やわらかそうな新芽の部分を選びましょう。新鮮なものはえぐみも少なく生で食べることもできます。氷水にさらしてシャキッとさせ、サラダにしたり、クセがないので果物と一緒にスムージーにしたりするのもおすすめです。葉野菜が少ないこの時期におすすめの緑黄色野菜。ぜひ売り場で探してみてくださいね。
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果物がもっと好きになる 「小夏と文旦の深い関係」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.465
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
5月も半ばを過ぎ、日本各地で30度を越える日も出てきました。そんな暑い最中、高知県の土佐文旦農家は、花粉をつける交配作業に大忙しです。土佐文旦は仄かな苦みと爽やかな味わいが特徴的な、高知県民のソウルフード。実は、自身の花粉では受精しにくい性質を持っています。そこで必要になってくるのが小夏の花粉です。小夏は、直径5㎝ほどの小玉柑橘で、酸味のある果肉と甘みのある白い甘皮部分が特徴的な柑橘。開花前の小夏の蕾を収穫し、花粉を集め、タンポと呼ばれる専用器具を使って、ひとつひとつ人工受粉させていきます。それも1回でなく日を変えて3回も!繊細かつ気の遠くなる作業ですね!そのため、土佐文旦農家では小夏を一緒に栽培し、文旦の人工受粉が落ち着く5月下旬から小夏の出荷作業に入る方が多いとか。売り場で小夏を見かけたら、そんな話を思い浮かべながら手に取って貰えると嬉しいです。
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みかんでもっと笑顔になる 「ファイバーの日」
野菜ソムリエ 玉之内祐子さん vol.498
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こんにちは。野菜ソムリエの玉之内祐子です。
5月18日は5(ファイブ)1(イ)8(バー)の語呂合わせでファイバー(食物繊維)の日ということで、前回に引き続き食物繊維のお話をお届けします。
食物繊維は体には吸収されずエネルギーになりませんが、近年健康のために重要な働きをすると分かってきて「第6の栄養素」とも言われています。生活習慣病予防の観点からは一日24g以上摂取するのが理想とされていますが、その目標値には全く届いていない方が多いのが現状なので、意識して摂ることが必要です。食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。腸活ではこのふたつを1:2のバランスで摂るのが理想的とされています。そして納豆や大麦、ゴボウ、オクラ、アボカド、リンゴなどはこの理想のバランスで食物繊維が含まれているので、おすすめの食材です。ぜひ日々の食事に取り入れて積極的に食物繊維を摂っていきましょう。
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野菜がもっと好きになる 「スナップエンドウの卵ディップ」
野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.464
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こんにちは!野菜ソムリエの知久です。
家庭菜園ではスナップエンドウが収穫最盛期を迎えました。今年は豊作で、毎日どうやって食べようかと嬉しい悩みを抱えています。そこで、今回は塩みかんを使って、スナップエンドウに合うディップを考えてみました。
【材料】(2人分)
・スナップエンドウ‥100g
・ゆで卵‥1個
・塩みかん(完熟)‥小さじ1/2
・マヨネーズ‥大さじ1と1/2
・粒マスタード‥小さじ1
・カレー粉‥少々
【作り方】
①スナップエンドウのスジをとり、塩(分量外)を加えた熱湯で1分ほど茹で、ザルにあげる。
②茹で卵を荒みじん切りにし、その他の調味料を加えてよく混ぜ合わせる。
③器に①を盛り、上から②をかけて完成。
カレー粉と完熟みかんの香りが食欲を刺激する一品です。スナップエンドウに含まれているβカロテンやビタミンKは脂溶性の栄養素なので、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。よかったらお試しくださいね。(
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