農業生産法人 株式会社ミヤモトオレンジガーデン

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テーマ : 野菜・果物のお話

みかんでもっと笑顔になる 「すもももももももものうち?」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.246

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

今年は運良く李(スモモ)をいただく機会が多く、例年よりもたくさん楽しんでおります。李はとても品種が多く、有名なところでは大石早生やソルダム、ケルシーや貴陽といったものがあります。さっぱりとした甘みにキュッとくる酸味で今年のような暑い夏にぴったりの果物です。

ところでみなさん、李と桃どちらがお好みですか?「すもももももももものうち」という早口言葉がありますが、確かに形や味などとても似ています。しかし、李はバラ科サクラ属、そして桃はバラ科モモ属で、植物学上ではどちらかと言えば李はさくらんぼに近い果物と言えます。大きな違いは果皮に毛があるかどうかと酸味の強さ。桃には毛があり酸味の少ないものが多く、李は小振りで果皮に毛は無く酸味が強いという特徴があります。甘い果物が人気の昨今ですが、酸味のきいた李も暑い夏にはおすすめです。私も今年は様々な桃や李を食べ比べてみたいと思います。

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果物がもっと好きになる「沖縄県産ミニマンゴー」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.245

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

先日、7年ぶりに沖縄本島の本部町へ行って来ました。

本部町へ行くには、那覇から高速に乗って許田のインターで降りるのが最も近く、降りてすぐの場所に道の駅「許田」があり、地元で採れた野菜や果物が沢山販売されています。今回も寄ってみたところ、ミニマンゴーが沢山陳列されていました。沖縄のマンゴー農家さんは、2月に虫を使って受粉を促すのですが、気温が適温よりも低いと受粉がうまくいかず、鶏卵くらいのミニサイズで完熟してしまいます。別名「種なしマンゴー」とも言います。「今年はミニマンゴーの出荷が多いです」とお店の方が教えてくれました。農家さんにとっては、通常サイズで収穫できる量が減ってしまうという事なので、決して良い事ではありません。とはいうものの、見かけたらぜひ1度召し上がってみてください。種が小さい分、食べられる部分が多く、甘さや香りが濃厚でとても美味しいですよ。

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みかんでもっと笑顔になる 「色や形も楽しめる!ズッキーニ」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.245

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

7月初旬から暑い日が続きますが、夏バテせずに野菜や果物のパワーで元気に乗り越えたいですね。

夏野菜と言えば、カラフルで見た目にも元気をくれるものが多く、中でもズッキーニは特に面白い野菜と言えるのではないでしょうか。皮の色は緑や黄色をはじめ、白やバイカラーなど様々。形も細長いものから球形、UFO型など変わったものがたくさんあります。最近ではスーパーなどでも丸いズッキーニを見かけることが増えました。コロンと丸い形を活かして、中をくり抜いてグラタンなどにしてもいいですし、厚めにスライスして米ナスのようにステーキにしても。ズッキーニは火の通りが早く、あっという間にトロッとした食感になり、大きいままでも比較的使いやすい食材です。低カロリーで、カリウム、ビタミンC、β-カロテンなども含み、生・焼・煮などどんな調理法にも向く夏の強い味方。様々な色や形を楽しんでみてくださいね。

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みかんでもっと笑顔になる「淡路島たまねぎ しおたま」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.243

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

たまねぎと言えば、淡路島を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。大産地の北海道に負けない存在感ですよね。

淡路島は瀬戸内海特有の年間を通じた温暖な気候に恵まれ、日が当たる時間が長く、その気候・風土がたまねぎ栽培に向いています。他地域のものと比べて、やわらかく・甘く・辛みが少ないと評価が高いのです。そんな淡路島産たまねぎの中でも「しおたま」というブランドをご存知でしょうか?淡路島の南端、塩屋町の潮風ミネラル豊富な土地で育まれたたまねぎです。甘み・辛み・旨みのバランスが良く、作り手の“シンプルに美味しいタマネギを”という強い思いが伝わってくるようなお味です。焼いても蒸しても揚げても美味しいのですが、スープにするととろけて旨みが汁に溶け込んで、いつもより調味料は少なめで仕上げても美味しくなります。毎年6~7月限定販売のようなので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

先日、新鮮な皮つきヤングコーンを試食する機会に恵まれました。缶詰に入っている水煮のものや、皮なし・パック詰めで売られている外国産のものとは比べものにならない程、食感と香りが抜群に優れているので、もし見かけたら一度試して欲しい野菜のひとつです。

新鮮な皮つきのヤングコーンはデリケートなので、無理にむこうとするとポキっと折れてしまいます。皮を1枚ずつむいていても日が暮れてしまいます。そこで、あっという間にむけてしまう方法を生産者さんに教えてもらいました。まず、両手の親指を使って縦に1本切れ込みを入れます。そっと開いて軸との境目でポキっと折ります。最後に下を持って上下を180度逆にすると、無数に生えているヒゲも簡単にとる事が出来ます。このヒゲも実は美味しいお茶の原料になるので、捨てずにとっておいてください。来週はヒゲ茶の作り方についてお話したいと思います。

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みかんでもっと笑顔になる「希少な和歌山の桃“みその”」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.242

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

先日、今年初の「桃」をいただきました。早くも桃シーズンに突入、夏はもうすぐそこですね。その桃は生産量が少なく、通常は地元でしか出回らない大変希少な品種で産地は和歌山県、名を「みその」と言います。小ぶりであたまがほんのりとがったフォルムがかわいらしく、とがった部分に濃い赤みがさしていたのでまるで帽子をかぶっているようでした。マンゴーのような黄色の果肉はとろけるようなやわらかさ。極上の甘さは後を引かないすっきりとした上品さがありました。黄桃系の桃と言えば夏の終わりごろに出てくる晩生種しか知らなかったため、早生種の黄桃を初めて食べてその美味しさに驚きました。今年初めての桃がこんなにおいしくて貴重なものだったので、とっても幸先が良い予感。これからの桃ハイシーズンを存分に楽しみたいと思います。みなさまもぜひ美味しい桃との出会いを楽しんでくださいね。

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野菜がもっと好きになる 「純白のとうもろこし」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.241

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

暑くなってくると食べたくなるのがとうもろこし!ということで、今日はおススメのとうもろこしをご紹介したいと思います。

その名も『ホワイトショコラ』。何とも美味しそうなネーミングですね。色は新雪のような純白です。おススメの食べ方は、生のままかじりつく!です。粒が大きいので噛みごたえがありますが、シャキシャキとした食感と瑞々しさ、そして口の中に広がる強烈な甘さが何とも言えない新食感のとうもろこしです。まるで果物を食べているような感覚になります。

加熱して食べたい!という方は、炒めるのがおススメです。包丁を使って粒を芯からそぎ落とし、フライパンにココナッツオイルを熱して炒めてください。仕上げに、ココナッツファイバーを加えて軽く炒め合わせてください。シャキシャキの食感を残すために、長時間炒めすぎないのがコツです。『ホワイトショコラ』ぜひ一度ご賞味くださいませ。

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みかんでもっと笑顔になる 「繊細野菜、パプリカ」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.241

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。

季節が夏に進むにつれて、売り場に並ぶ野菜は彩りを増します。中でもひと際目を引くのが赤・黄・オレンジなどのパプリカではないでしょうか。同じ仲間のピーマンとはまた違って、大玉で肉厚、フルーティで甘いパプリカは1993年にオランダから初めて輸入されました。日本に流通するようになると、カラフルで見た目も食べても美味しく、ピーマンと比べて栄養価も高いことからたちまち新顔野菜として人気が出ました。しかし、とても繊細な野菜のため栽培が難しく、国内消費のほとんどが輸入品。高温多湿な日本の気候がパプリカ栽培には向いておらず、国産パプリカはとても貴重な野菜のひとつです。

輸入物は未熟のうちに収穫して出荷されますが、国産は完熟したものを収穫するため栄養価が高く、甘みが強く、シャキシャキとした瑞々しい食感が魅力。生でかぶりつきたい美味しさです。国産パプリカ、見つけたらぜひお試しください。

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野菜がもっと好きになる 「庭でパクチーを育てる」

野菜ソムリエ 知久幸子さん vol.240

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こんにちは!野菜ソムリエの知久です♪

個性の強い香りが苦手で、しばらくの間苦手だったパクチー。野菜ソムリエとして「嫌いな野菜」をなくしたいと何度もチャレンジしているうちに、今では毎日でも食べたいくらい大好きな野菜となりました。

そんな中、ホームセンターでパクチーの種を発見。さっそく庭の鉢で栽培してみました。順調に発芽してスクスクと生長する様子が、窓から眺められるのも楽しく、毎日水と一緒に愛情をたっぷり注いで育てていました。収穫のベストタイミングより少し前から、待ちきれずにちょっとずつ食べていたのですが、そろそろ丁度よいサイズになりそうな時に、出張で家を離れる日が続きました。ようやく帰宅し久しぶりに鉢を覗いたら葉がない!見るも無残な茎だけになっていたのです。じっと目を凝らしてみると、青虫が数匹食事中。強烈な香りのパクチーを好む虫もいるようです。栽培するときは油断大敵です!ご注意くださいね。

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みかんでもっと笑顔になる 「食べる輸血!?ビーツの魅力」

野菜ソムリエ 小宅祐子さん vol.240

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こんにちは。野菜ソムリエの小宅祐子です。先日、コールラビやズッキーニ、カラフルなジャガイモなど、珍しい野菜ばかりを育てている農園へお邪魔して農作業のお手伝いをしてきました。その中で赤や黄、渦巻き模様のビーツも収穫させてもらったのですが、このビーツという野菜、「食べる輸血」と言われるほど栄養が豊富です。見た目はカブのようですが、実はホウレンソウと同じ「アカザ科」の仲間で、ロシア料理のボルシチに使われることで有名です。鮮やかな赤はベタシアニン、また鮮やかな黄色はベタキサンチンというポリフェノールの一種。高い抗酸化作用を持ちます。カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、葉酸、食物繊維など様々な栄養素を含み、スーパーフードとも呼ばれています。茹でる場合は皮を剥かずに丸ごとゆっくり弱火で火を通すと栄養素や色素の流出を防ぐことができます。旬は6月~7月と11月~12月。珍しい野菜ですが見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

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